A.ランゲ&ゾーネは、ウォッチズ&ワンダーズ2022で、従来モデルよりさらに薄く仕立ててエレガントさを際立たせた「グランド・ランゲ1」の新作を発表した。名作である「ランゲ1」のデザインバランスを保ちながら、ケース直径を41mmに拡大しつつ、厚さは8.2mmに抑えられている。
【新品】A.ランゲ&ゾーネ 117.028 グランドランゲ1 機械式手巻き K18WG金無垢/ブラックレザー ブラック シースルーバック
BrandA.LANGE&SÖHNEブランドA.ランゲ&ゾーネ商品名グランド・ランゲ1品番LS1173AD 117.028ムーブメント手巻きキャリバーL095.1ケース素材K18ホワイトゴールドベルト手縫いのアリゲーターベルト防水3気圧防水サイズ40.9mmその他特徴オフセンターの時間表記ストップセコンド機能搭載スモールセコンドアウトサイズデイト表記パワーリザーブ表示AUF/AB・パワーリザーブ72時間1994年、アウトサイズデイトを腕時計に初めて搭載し、文字盤の各表示をオフセンターに配置してデビューした「ランゲ1」。 2008年、サイズアップした「グランド・ランゲ1」が発売。 「ランゲ1 ファミリー」は、ランゲ&ゾーネを代表するコレクションとして不動の人気を誇っています。 そして2012年、「グランド・ランゲ1」がリニューアルを受けて登場。 その翌年、2013年にはブラック文字盤が追加されました。 レイアウトとサイズを変更することで、均整のとれた「ランゲ1」の文字盤をそのまま移しかえることに成功し、また、薄型化を実現しています。 前作と違い、重なり合うことのないレイアウトは、「これぞランゲ1」といえます。 また、アウトサイズデイトも文字盤と同じ比率で大きくなっています。 このリニューアルのため、ムーブメントも開発され、新型ムーブメント「キャリバー L095.1」が搭載されています。 大型化された新ムーブメントは十分なスペースが確保され、香箱がダブルバレルからシングルバレルに変更されましたが、72時間のパワーリザーブを確保しています。 大型化されたムーブメントとは対照的に、ケースサイズは1mm縮小され、40.9mmとなり理想的なバランスになっています。
すでに完成されたモデルに手を入れることは、勇気と細心の注意が必要で、敬意をもって改良されたそうです。 細部まで決して手を抜かず作りこまれた時計は、どの角度から見ても思わず見入ってしまうことでしょう。 ドイツのマイスターにより生みだされる、美しい仕上げの時計は、世界中の時計愛好家から愛され続けています。
“詰めた”外装によって実現した薄型化
「グランド・ランゲ1」は、初出の2003年以来、A.ランゲ&ゾーネのコレクションで不動の地位を築いているコレクションだ。直径38.5mm、厚さ9.8mmの「ランゲ1」に比べ、従来のグランド・ランゲ1は直径41mm、厚さ8.8mmとひと回り大きく、そして薄いのが特徴となっていた。
今作は、この薄さに磨きをかけ、厚さ8.2mmに抑えられている。薄型化によってカフスへの収まりが良くなったのに加えて低重心化も期待でき、こちらも装着感の向上に寄与することだろう。
今作の注目点は、従来モデルと同じ手巻きのキャリバーL095.1を搭載しながら薄型化を実現していることである。インデックスの厚みを約半分に減らしたほかに、風防と裏蓋側のガラスの厚みを減らし、裏蓋とムーブメントのクリアランスもギリギリまで詰められている。
また、キャリバーL095.1も薄型化に貢献している。ランゲ1のキャリバーL121.1では主ゼンマイをふたつ重ねたツインバレルであるが、キャリバーL095.1は直径の大きな香箱によってパワーリザーブ約72時間を実現しながら、薄型設計を実現している。さらに、ケース径に合わせて針の軸も若干外側に配置されており、細部にいたるまでランゲ1ファミリーのデザインコードを踏襲している。
洋銀製地板および受けを持つムーブメントの仕上げはランゲ最高品質基準に準拠するもので、アイコンとなるグラスヒュッテストラップ模様の4分の3プレートやゴールドシャトンをはじめとして見どころが多い。
本作は18Kホワイトゴールドモデルと18Kピンクゴールドモデルの2種類が用意され、ケース素材に合わせて針やインデックスもコーディネートされている。組み合わされるグレーダイアルはグランド・ランゲ1コレクションに追加される新色となる。
ダイアルは、ゴールドで縁取られた二窓式アウトサイズデイトや、一段低く加工されたサブダイアル、そこに載せられるローマ数字と菱形のインデックスと立体感に富み、わずかに荒らされたマットな質感や、レコード盤のようなアジュラージュ仕上げによって表情も豊かである。
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